新卒で入った会社を1年で辞めた理由と、周りの反応リアルまとめ

「会社を辞めようと思っている」

この言葉を誰かに伝えるとき、仕事の不満よりも「周りにどう思われるか」が怖くて、なかなか口に出せませんでした。

親には反対されるんじゃないか。
友達には「根性なし」と思われるんじゃないか。
上司には「裏切り者」と言われるんじゃないか。

そんな不安が頭をよぎって、「辞めたい」という気持ちを何ヶ月も自分の中に閉じ込めていました。でも実際に「辞める」と伝えてみると、周りの反応は想像していたものとかなり違いました。良い意味でも、悪い意味でも。

この記事では、新卒で入った会社を1年で辞めたときの「周りの人たちのリアルな反応」を、包み隠さずお伝えしていきます。

 

まず、なぜ1年で辞めることにしたのか

入社してから半年くらいは、「社会人1年目なんだから、これくらい普通だ」と思って耐えていました。

でも1年が経つ頃には、心と体の両方にサインが出始めていました。朝起きると胃が痛い。通勤電車の中で涙が出そうになる。仕事のミスが増えて、それをまた上司に詰められる悪循環。休日も「明日また会社に行かないといけない」という憂うつ感が抜けない。

ある月曜日の朝、会社の最寄り駅のホームで足が動かなくなりました。「もう無理だ」と思ったのは、そのときが初めてでした。

転職を決めた理由は「逃げ」ではありませんでした

「1年で辞める=逃げ」と思う方もいるかもしれません。でもわたしが転職を決めた理由は、単純な「逃げ」ではありませんでした。会社の体質や上司のマネジメントスタイルが自分の価値観と根本的に合わず、「ここにいても自分が成長できる未来が見えない」という判断でした。

もちろん、1年という短さへの迷いはありました。でも「心身への影響が出始めている今の状況を続けることのほうが、長期的にリスクが高い」という結論に至りました。

 

親の反応|予想通り、猛反対でした

退職を決意してまず相談したのは、母親でした。「会社を辞めようと思っている」と伝えた瞬間、電話口の向こうで沈黙がありました。そして返ってきた言葉は、「え、なんで?まだ1年じゃない」でした。

「3年は続けないと、どこに行っても同じだよ」

「せっかく入れた会社なのに、もったいない」

「転職して、ちゃんとした会社に入れると思ってるの?」

反論しても「あなたはまだ社会のことがわかっていない」と言われてしまい、話が全然かみ合いませんでした。

父親は意外と冷静でした

一方、父親の反応は少し違いました。「辞めたいと思う理由を教えてくれ」と、まず話を聞いてくれました。職場の状況や、心身への影響が出始めていることを話すと、「それは辛かったな」とひと言。

「転職活動はもう始めているのか」「次はどんな仕事を考えているのか」と、具体的な質問をしてきました。「無計画に辞めるのは反対だが、きちんと考えているなら応援する」というスタンスでした。母親とはしばらく関係がギクシャクしましたが、転職先が決まったと伝えたときには「よかったね」と言ってくれました。

親への伝え方で気をつけたこと

親に退職を伝えるときに意識したのは、「感情ではなく事実と計画を話す」ことでした。「もう嫌だから辞める」ではなく、「こういう状況が続いていて、心身への影響が出始めている。転職活動はすでに始めていて、在職中に次を決める予定だ」という順番で話しました。

すぐに納得してもらえたわけではありませんが、「無計画ではない」ということが伝わると、反応が少し和らいだように感じました。

 

友人の反応|思ったより温かかったです

 

「実は会社辞めようと思ってる」と打ち明けると、「えー、大丈夫?」という心配の言葉が返ってきました。「それだけしんどいなら仕方ないよ」「で、次どうするの?」とすぐに前向きな話になりました。同世代の友人たちは多かれ少なかれ「仕事がしんどい」という気持ちを持っていたようで、「わたしも辞めたいと思ってる」と話してくれた友人も複数いました。

就活を頑張っていた友人には少し複雑な反応も

一方で、就活をとても頑張って「良い会社」に入った友人には、少し複雑な反応をされたこともありました。「せっかく入れたのに」というような、悪意はないけれど少し刺さる言葉をかけられたこともあります。でもそれは相手の価値観から来る言葉であって、わたしの判断を否定するものではないと、今は思えています。

同期との関係は少し変わりました
同じ会社の同期には、退職の少し前に打ち明けました。「ずっとしんどそうだったもんね」と言ってくれた子もいました。退職後も連絡を取り合っている同期もいますし、自然と疎遠になった子もいます。「辞める」という選択が、人間関係をふるいにかけた面もあったかもしれません。

 

上司・職場の反応|これが一番しんどかったです

 

直属の上司には引き止められました

「辞めたいと思っています」と伝えた瞬間、上司の表情が固まりました。正直に「職場環境が自分には合っていないと感じていること」「心身への影響が出始めていること」を伝えると、「部署を変えることもできる」「給料を上げることも考えられる」と引き止められました。でも問題は待遇ではなく、会社の根本的な文化にあったので、「ありがたいですが、気持ちは変わりません」とお断りしました。

一部の先輩には冷たくされました

退職の意思が職場に広まってから、一部の先輩の態度が変わりました。挨拶しても返ってこない。仕事を振られなくなる。会議に呼ばれなくなる。「辞める人間」として扱われているような感覚がして、残りの在籍期間がとても長く感じられました。

意外と温かく送り出してくれた人もいました

一方で、「よく決断したね」「体を壊す前に辞めてよかったよ」と言ってくれた先輩もいました。最終出社日には、数名の方が「お疲れ様でした」と声をかけてくれて、小さなプレゼントをもらいました。冷たくされた経験があったぶん、その温かさが余計に身にしみました。

 

周りの反応を受けて、気づいたこと

 

反応はその人の価値観を映す鏡でした

「人の反応は、その人自身の価値観や経験を反映している」ということです。「3年は続けるべき」と言う人は、自分がそうしてきたか、そう信じて生きている人です。「辞めてよかった」と言ってくれる人は、柔軟な価値観を持っている人です。どちらが正しいかではなく、自分がどう生きたいかで判断することが大切だと、今は思っています。

 

最終的には自分で決めるしかありません

周りの反応がどうであれ、その仕事を続けるのも辞めるのも、自分自身です。「周りがどう思うか」を気にすることは大切ですが、それが自分の判断を左右するほどの重みを持つべきではないと思っています。わたしは結果として、辞めてよかったと思っています。あの決断を後悔したことは、一度もありません。

 

退職を伝えるときに役立った3つのこと

 

01 退職の意思は「報告」として伝える

「辞めようと思っているのですが、どうでしょうか」という相談の形より、「退職したいと思っています」と決定事項として伝えることで、話がスムーズに進みやすくなります。

02 退職理由は「前向きな言葉」でまとめる

「何から逃げたか」より「何に向かうか」を中心に伝えると、受け取られ方が大きく変わります。

03 できるだけ「次が決まってから」伝える

転職先が決まってから退職を伝えると、「無謀な判断ではない」という印象を与えられます。特に親への報告はこの順番がおすすめです。

 

まとめ|「辞める」と言うのは怖いけれど、言ってみると意外と大丈夫でした

 

新卒で入った会社を1年で辞めるという決断は、簡単ではありませんでした。親には反対され、職場では冷たくされた時期もありました。でもそれ以上に、「よかったね」「お疲れ様でした」と言ってくれる人もいました。

「辞める」と伝えることへの恐怖は、実際に伝えてみると思っていたよりずっと小さかったです。

どうか、周りの目だけで自分の人生の選択を狭めないでください。最終的に自分の人生を生きるのは、自分だけです。