「転職したい」と思い立ったはいいものの、最初の一歩が踏み出せない。転職活動を始める前のわたしは、まさにそんな状態でした。
「転職サイトに登録するの?でもどこに?」
「履歴書ってどう書けばいいの?」
「いきなり会社に応募するの?」
と、何もかもわからなくて、スマホを手に持ったまま止まってしまっていました。
新卒就活と違って、転職活動には「みんな一緒にやる」という感覚がありません。会社の先輩には相談しにくいし、友人も転職経験がなければ参考にならない。本当に孤独な戦いだと感じました。
この記事では、わたしが実際に経験した転職活動の全ステップを、「あのとき何をしていたか」というリアルな体験とともにお伝えします。初めての転職で何から始めればいいかわからない方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
わたしの転職活動、全体像
まず全体の流れをざっくりお伝えします。わたしの場合、転職活動を始めてから内定・入社までにかかった期間は約3ヶ月でした。
では、各ステップのリアルな話をしていきます。
ステップ①|自己分析・転職理由の整理
まず「なぜ辞めたいか」を書き出しました
転職活動で一番最初にやったのは、「なぜ転職したいのか」を紙に書き出すことでした。頭の中でぼんやりと「今の会社が嫌だ」と思っているだけでは、面接で説得力のある言葉が出てきません。それに、転職先でまた同じ失敗を繰り返さないためにも、「何が嫌だったのか」を整理することは絶対に必要だと感じました。
書き出してみると、自分が不満に思っていたのは「給料」でも「仕事内容」でもなく、「会社の文化」と「上司との関係性」だということがはっきりしました。これが後の面接での軸になりました。
「何をしたいか」より「何が嫌か」から考えました
よく「転職活動は自己分析が大事」と言われますが、「自分の強みは何か」「どんな仕事がしたいか」という問いに最初からうまく答えられる人は少ないと思います。
わたしも最初はうまく答えられなかったので、逆算して考えることにしました。「今の職場で嫌なこと」を全部書き出して、その反対を「次の職場に求めること」として整理する方法です。これだけでも、「どんな会社を選べばいいか」の基準がかなり明確になりました。
ステップ②|情報収集・転職サイト登録
まずは「眺めるだけ」から始めました
自己分析がある程度できたら、転職サイトに登録して求人を見始めました。最初に登録したのはリクナビNEXTとdodaの2つです。「今すぐ転職する」という覚悟がまだ固まっていなかったので、とりあえず「どんな求人があるか」を眺めるだけのつもりでした。
でもこれが意外と効果的でした。求人を見ているうちに、「こんな仕事もあるんだ」「このくらいの給料が相場なんだ」という市場感覚が少しずつつかめてきたからです。転職サイトへの登録は無料ですし、登録したからといって必ず転職しなければいけないわけでもありません。「情報収集」という軽い気持ちで登録するのが、最初の一歩としておすすめです。
「第二新卒歓迎」の求人を中心に見ました
当時のわたしは入社2年目だったので、「第二新卒歓迎」という条件で絞り込んで求人を見ていました。
思っていたより求人数は多く、業種も職種も幅広くありました。「第二新卒だと選択肢が少ない」という思い込みは、求人を眺めるだけで消えていきました。
ステップ③|転職エージェントへの相談
エージェントに登録したのは活動開始から2週間後でした
転職サイトで求人を眺めて「なんとなく方向性は見えてきたかな」と思い始めた頃、転職エージェントにも登録しました。最初に登録したのはリクルートエージェントとdoda(エージェントサービス)の2社です。登録するとすぐに担当者からメールが来て、オンラインで面談の日程を調整しました。
初回面談で「転職活動の全体像」を教えてもらいました
エージェントとの初回面談は、転職活動の進め方を教えてもらう場として非常に役立ちました。
「今の状況と希望を教えてください」という問いかけから始まり、1時間ほどかけて自分のキャリアや転職の希望を整理してもらいました。「こういう条件なら、こういった企業がマッチしそうです」と具体的な求人も紹介してもらいました。
エージェントを使う最大のメリットは、「非公開求人を紹介してもらえること」と「選考のサポートをしてもらえること」の2点だと感じました。履歴書の添削や面接対策も無料でやってもらえるので、使わない手はないと思います。
ステップ④|応募書類の作成
職務経歴書がとにかく難しかったです
書類作成で一番苦労したのは、職務経歴書でした。社会人歴が2年しかなく、「書くことが少ない」という悩みがありました。でもエージェントのアドバイスをもとに、「何をやったか」だけでなく「どんな成果を出したか」「そこから何を学んだか」を書くようにしたことで、内容が充実してきました。
「数字で表せることは数字で書く」というアドバイスも参考になりました。「営業成績を上げた」ではなく「担当エリアの売上を前年比110%達成した」と書くだけで、具体性がまったく変わります。
履歴書は志望動機を使い回さないようにしました
履歴書の志望動機は、応募する企業ごとに変えるようにしました。
同じ文章をコピー&ペーストするのは楽ですが、「なぜこの会社に応募したのか」という熱量が伝わりにくくなります。企業ごとに「この会社のここに惹かれた」という要素を一文入れるだけで、面接官の印象が変わると感じました。
ステップ⑤|求人への応募
最初は10社に同時応募しました
書類が整ったタイミングで、一気に10社に応募しました。「1社ずつ丁寧に受けたほうがいいのでは」と思っていたのですが、エージェントから「転職活動は複数社同時進行が基本」と教えてもらい、まとめて応募することにしました。
複数社同時進行することのメリットは、「比較できること」と「1社落ちても気持ちが折れにくいこと」です。1社だけに絞って落ちると精神的なダメージが大きいですが、並行して選考が進んでいる会社があると、気持ちのバランスが保ちやすかったです。
書類選考の通過率は約40%でした
10社に応募して、書類選考を通過したのは4社でした。最初は「6社も落ちた」とネガティブに感じましたが、エージェントに「転職の書類通過率は平均30〜50%程度」と教えてもらい、むしろ標準的な結果だと知って少し気持ちが楽になりました。
ステップ⑥|面接
面接は「練習」だと思って臨みました
書類選考を通過した4社の面接が始まりました。最初の面接はとにかく緊張しました。でも「最初の1〜2社は練習のつもりで受ける」とエージェントに言われていたので、「本番は後半の会社」という気持ちで臨むことができました。
実際、面接を重ねるごとに「なぜ転職するのか」「次はどんなことがしたいか」という話がスムーズにできるようになっていきました。
「なぜ辞めたんですか?」への答え方を何度も練習しました
第二新卒の面接で必ず聞かれるのが、「前の会社をなぜ辞めたんですか?」という質問です。この質問への答えは、エージェントと3回以上練習しました。「前職の悪口にならないこと」「前向きな言葉で締めること」「嘘をつかないこと」の3つを意識しながら、自分なりの言葉でまとめました。
ステップ⑦|内定・条件交渉
2社から内定をいただきました
面接を受けた4社のうち、最終的に2社から内定をいただきました。内定をもらった瞬間は純粋に嬉しかったですが、すぐに「どちらを選ぶか」という新しい悩みが生まれました。給料・仕事内容・会社の雰囲気・成長性など、さまざまな条件を比較して、最終的に自分の軸に合う会社を選びました。
給料交渉は思い切ってやってみました
内定後の条件交渉は、「できるかどうかわからないけどやってみよう」と思い切って試みました。
エージェント経由での応募だったので、エージェントの担当者を通じて「もう少し給与を上げていただくことは可能でしょうか」と伝えてもらいました。結果として、提示額より月2万円アップした条件で入社することができました。
ステップ⑧|退職手続き・入社準備
退職の意思を伝えるタイミングが難しかったです
内定承諾後、現職への退職の意思を伝えました。
一般的には退職の1〜2ヶ月前に伝えることが多いですが、次の会社の入社日との兼ね合いもあるので、スケジュール調整が必要でした。わたしの場合、内定から入社まで約1ヶ月半の猶予がありました。
退職時の手続きや注意点については、また別の記事で詳しくお伝えします。
転職活動を終えて感じたこと
「動いてみること」が一番大事でした
転職活動を経験して一番思ったのは、「考えてばかりいないで、まず動いてみること」の大切さです。転職サイトに登録するだけでも、「自分に選択肢がある」という事実が見えてきます。その事実が、今の会社にしがみつく必要はないんだという気持ちの余裕を生んでくれました。
想像より時間はかかりませんでした
転職活動を始める前は、「半年以上かかるんじゃないか」と思っていました。でも実際には3ヶ月で内定をもらうことができました。もちろん人によって状況は違いますが、「転職活動は長くて大変」というイメージは、必ずしも正しくないと感じています。準備をしっかりして、積極的に動けば、思ったより早く次のステップに進めることもあります。
まとめ|転職活動の流れ、おさらい
転職活動の流れを8つのステップでお伝えしました。
① 自己分析・転職理由の整理
② 情報収集・転職サイト登録
③ 転職エージェントへの相談
④ 応募書類の作成
⑤ 求人への応募
⑥ 面接
⑦ 内定・条件交渉
⑧ 退職手続き・入社準備
どのステップも、最初は「何をすればいいかわからない」という状態でした。でも一つひとつ進めていくことで、自然と次のステップが見えてきました。
「転職したいけど、何から始めればいいかわからない」という方は、まず転職サイトへの登録だけでもしてみてください。それだけで、世界が少し広がります。







